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Wake Up, Girls! と Run Girls, Run!のこと

プリパラ&キラッとプリ☆チャン&ワッチャプリマジ! Winter Live 2022 セットリスト

Run Girls, Run! Advent Calendar 2022の4日目の記事です。2022年12月4日に、幕張メッセイベントホールでで開催された「プリパラ&キラッとプリ☆チャン&ワッチャプリマジ! Winter Live 2022」のセットリストをまとめました。

adventar.org

会場
幕張メッセ イベントホール
日時
2022年12月4日(日)
昼の部:開場 12:00、開演 13:05、終演 15:46
夜の部:開場 17:00、開演 18:00、終演 20:45
公式サイト

出演者

アーティスト
声の出演
  • 羊宮妃那(リューメ役)

セットリスト

曲名、歌唱者(キャラ名とキャスト)、曲の初出をリストアップしました。初出情報は間違いがあるかもしれません。

感想

今回は昨年と同様、昼は通常のチケットでスタンド席、夜はJTBプランでアリーナ席でした。今回は会場前方のステージの他、花道でいくらか前にせり出したダイヤモンド型のセンターステージがあり、夜公演はそのセンターステージの上手側前方の辺の眼の前に座ることができました。野球でいえばホームベースと1塁の間のネクストバッターズサークルみたいな位置といえるでしょうか。

昼は俯瞰で見て全体の動きを楽しみ、夜は注目してるポイントや、推してるRun Girls, Run!や、メンバーのキャラを中心に見ることができました。

広い会場ということもあり、トロッコも頻繁に使われて会場全体に配慮していましたが、いくらか奮発して確保した前方席には目の前にトロッコが止まることも多く、どの席でも楽しむことができたと思います。先日、別のコンテンツでドームのライブに行きましたが、ライブを楽しむなら最大でもイベントホールの大きさくらいがちょうどいいな、と思っています。

視力が弱いのでドーム規模だとステージの上は何も見えませんし、何度か体験したドームライブもスクリーンに投影される映像とステージと音のずれがちょっときもち悪い。山下達郎が音楽用に設計されてない大規模会場ではライブをやらないことをポリシーとしているらしいのですが、そういうところから来てるのかな。長く追っかけてたWake Up, Girls!の時もラストのSSAは記憶に残るお祭り感がありましたが、音楽ライブとしては最後の仙台のホールが一番だと思ってます。

といいつつも、一度くらいはプリティーシリーズもドーム規模でやってるのも見たい気はします。

脱線しましたが、Run Girls, Run!と、メンバー3人の関わっているパフォーマンスについてのみの感想を書いていきます。プリパラもプリマジも好きな作品ですし、他の演者のパフォーマンスもすばらしかったですが、長くなりますので省略します。すみません。

オープニングアクト

さて、今回はRun Girls, Run!にとてはおそらく最後のプリティーシリーズのライブ。Run Girls, Run!がプリティーシリーズのライブへ出演するのは昨年のWinter Live 2021以来。解散が近いということもあってか、アーティスト物販もレコ販もなく、開演前のスクリーンでCMが流れることもない寂しいものがありましたが、久々の大舞台。アニメ系のフェス的なイベントに出るのは2020年以降はプリティーシリーズ関係以外では年末恒例の京Premium Live以外なくなってしまったので、大きなステージに出るのは、関東圏ではこれがおそらく最後になるでしょう。

オープニングアクトですので、歌うのは1曲のみだろうと予想し、実際そうでしたが、昼が「キラットスタート」で、夜が「プリマ☆ドンナ?メモリアル!」でした。

昼はキラットスタートの時の衣装で、キラッとプリ☆チャン関連のイベントにRun Girls, Run!が初めて出演したAnimeJapan 2018年の時と同じもの。

cho-animedia.jp

プリティーシリーズというと、Run Girls, Run!の原点ともいえます。プリティーリズムを遊んでいた林鼓子、プリパラを見ていた厚木那奈美が念願の声優デビューを果たし、大きな役をつかんだ舞台です。森嶋優花もこの衣装を着てステージに立ったことについてInstagramで語っていますので、ぜひアクセスして欲しいです。

森嶋優花(もりしまゆうか) on Instagram: "『キラッとスタート🪄✩.˚』 はじめてプリティーシリーズに出させていただいた時にも着ていたキラッとスタートの衣装…"

夜は「ドリーミングチャンネル!」の衣装で「プリマ☆ドンナ?メモリアル!」を歌いました。衣装を最初見た時、衣装に合わせて「ドリーミングチャンネル!」を歌うのかと思いきや、「プリマ☆ドンナ?メモリアル!」だったので出だしこそ「おや?」と思いましたが、1曲という縛りならば、このチョイスは面白いと思えました。キラッとプリ☆チャンでの最後の曲である「ドリーミングチャンネル!」の衣装で、プリティーシリーズを象徴する劇場版作品の曲である「プリマ☆ドンナ?メモリアル!」を歌う。これによって1曲の枠で復数の意味を持つことができ、この合同イベントの開幕を飾るのに相応しいと言えるかもしれません。

あと、「プリマ☆ドンナ?メモリアル!」については『キラッとプリ☆チャン』118話で歴代の主人公が登場してキャラソンとしてカバーしたものがインパクトがあったため、Run Girls, Run!がオリジナルを歌ったのだいうことを知らない人も多くいます。ここでRun Girls, Run!が改めて歌ったのは彼女たちの名前を少しでも印象付けることができていたらいいな、と願います。

M3. ミラクルコースター

3曲目にして「ミラクル☆キラッツ」が登場したのは驚かされました。さっきまでRun Girls, Run!としてステージに立っていた林鼓子厚木那奈美が、鈴木杏奈の歌唱とOP映像を挟んで、桃山みらい、青葉りんかとして再びステージへ。ステージ裏での早着替えはさぞかし大変だったことでしょう。

桃山みらいの伸びやかな歌声を中心に、萌黄えもと青葉りんかが両脇で固める姿は、ザ・主人公たる風格があります。個性の強いユニットが多い中、主役感のあるパフォーマンスは彼女たちならではです。

M7. Merry Merry Fantasia! (昼) / COMETIC SILHOUETTE (夜)

しばらく赤城あんなの不在が続いたプリティーシリーズのライブイベントですが、満を持しての復帰。秋のライブでは不在を観客とのコミュニケーションで補っていましたが、今回は3人が揃っています。avex×81組としては2世代上の先輩で、個人としてもソロデビューを果たしている芹澤優若井友希の間で存在感を示す森嶋優花は何者だ、と、ステージを見るたびに強いインパクトが残ります。

M18. One Heart

今回のライブイベントで1曲をあげよと言われれば、「One Heart」です。3年の長期に渡った「キラッとプリ☆チャン」シリーズを締めくくったこの曲、映像の印象もあいまって、作品の放送は終わっても、あの世界はまだ続いているんだという希望を見ることもできます。

この曲がステージで披露されることをずっと待ち続けてきましたが、このタイミングで来るのは正直予想外でした。夜公演では私の眼の前で歌い上げる紫藤めるの輝いている表情が忘れられません。

M32. Brand New Girls

謎のユニット「ブランニュー☆ガールズ」の歌う「Brand New Girls」です。桃山みらいのロングトーンがとても素晴らしく、また、ED映像の華麗さも良い、キラッとプリ☆チャンの中でも屈指の名曲だと私は思っています。

ただ、桃山みらい、青葉りんかは同じ「ミラクル☆キラッツ」のメンバーなのに、なぜここで「紫藤める」が来るのか、というのはちょっと不思議です。この3人の組み合わせというのは、テレビアニメシリーズを通して本編では特に描かれることはありませんでした。桃山みらいと緑川さら、萌黄えもと赤城あんなの間にはストーリーがありましたが、青葉りんかはシルクちゃんにかかりっきりだったし、紫藤めるは孤高の天才でした。

プリパラのメインキャスト6人はそのままi☆Risの組み合わせであり、今回のライブイベントでも久しぶりに6人が勢揃いして、芹澤優が涙を流すという感動的なシーンがあったのですが、キラッとプリ☆チャンではRun Girls, Run!の3人がミラクル☆キラッツと、メルティックスターの二手に別れたため、タイアップ曲を歌ったという以外では、「Run Girls, Run!」というユニットと「キラッとプリ☆チャン」という作品のつながりは印象に残りにくく、正直なところもっとやりようがあったのかな、と思います。

作品からキャスト個人が気になることはあっても、タイアップ曲を歌ってるグループが何者なのかまで気づく人というのは実際はそれほど多くないようです。無駄にツイッターの画面に張り付いてる生活を長く続けている私は、多くの方々の反応を観察していました。

ちゃんとした統計をとったわけでなく印象でしかないのですが、Run Girls, Run!と、みらい・りんか・めるのキャストが結びつかない人は割と多く、また、結びついている人でもプリティーシリーズのイベントで曲が聞ければ満足している人も多いところがありました。

また、アニソン系のライブイベントに積極的に足を運ぶ大きなお友達層の多くはニチアサを認知しておらず、解散のニュースの報への反応で「デスマアニメ」「ガーリー・エアフォース」「アサシンズプライド」の曲は知っているというのは割と目立ちました。

「ブランニュー☆ガールズ」が今後もプリティーシリーズに出演して、作中にも登場したカバー曲や、「Brand New Girls」を歌うことは割と楽しみにしている派なのですが、それでもどことなく「もうちょっと展開の仕方はあったんじゃないかなあ」という気持ちになります。ブランニュー☆ガールズを見るとそういうことを考えてしまいます。

エンディング

公演最後の挨拶は、昼公演と夜公演でメンバーが違っていたのですが、3人は昼公演で「ブランニュー☆ガールズ」として挨拶をおこないました。

紫藤める、青葉りんかの両名は徹頭徹尾キャラクターとして挨拶したのですが、3人目として挨拶を行ったのが桃山みらい ではなく林鼓子だったのはちょっと面白かったです。(今後ライブ本編への出演が期待されている)ポォロロ役も兼ねているので、それもあって一人のキャラで貫くのは難しいのでしょうけど、それを受け止める雰囲気があるのは、桃山みらいの圧倒的主人公感が、長いこと座長として重責を担っていた林鼓子の圧倒的センター感にも重なるところがあるからでしょう。実際、プリティーシリーズのライブの後はいつも以上にフォロワーが増えてます(ツイッターとかでは時々つぶやいてますが、多くのキャストや作品のフォロワー数の観察を続けてます)。

今後のこと

昨年のウィンターライブや今年の夏と秋のライブイベントの円盤、「キラッとプリ☆チャン」の単独ライブイベント、まだ待ってます。もちろん、何らかの形での続篇も。

参考

www.animatetimes.com