日誌(WUG, RGR)

Wake Up, Girls! と Run Girls, Run!のこと

Run Girls, Run!とプリティシリーズ

Run Girls, Run! Advent Calendar 2020 6日目の記事です。

adventar.org

Run Girls, Run!といえば、『キラッとプリ☆チャン』の主題歌を担当してきたアーティストである。また、桃山みらい、青葉りんか、紫藤めるというメインキャストを担当している。

プリティシリーズとRun Girls, Run!の関わり、それに至る歴史を簡単にまとめてみます。

LISPプリティーリズム・オーロラドリーム

キラッとプリ☆チャン』は『プリティシリーズ』と呼ばれるタカラトミーアーツと新フィアが共同で開発する女児向けアーケードゲームのシリーズの最新作である。また、アニメーション作品も展開されている。

シリーズ最初の『プリティーリズム・ミニスカート』はゲームのみであるが、2011年の『プリティーリズム・オーロラドリーム』からはアニメの展開もあった。

プリティーリズム・オーロラドリーム』ではアニメの制作をタツノコプロ、楽曲をavexが、声優のキャスティングを81プロデュース、音響制作を81グループのHALF HP・STUDIOが担当している。この組み合わせはプリティシリーズにおいて今も続いている。

また製作委員会のスタッフや音楽プロデューサーとしてavexから参加しているスタッフは後にWake Up, Girls!を立ち上げることになる。

このオーロラドリームの主人公3人を演じている声優、阿澄佳奈片岡あづさ原紗友里の3人はLISPという声優ユニットとして、作品の始まる1年前から活動していた。3人とも81プロデュースに所属しており、DIVE II entertainmentレーベル(avex)から楽曲をリリースし、冠テレビ番組も持っていた。しかし、プリティーリズム・オーロラドリーム放送途中の2011年7月をもって活動を休止した。なお、作中ではMARsという作中のユニットとして引続き活動した(片岡はその後81を退所)

この81とavexの共同プロジェクト的なユニットであったLISPが後のi☆Ris、Wake Up, Girls!、Run Girls, Run!というアニソン・ヴォーカルオーディションにつながっているのかもしれない。違うのは、LISPが元から活動していた声優にユニットを組ませたのに対し、アニソン・ヴォーカルオーディションによって発掘した「素人」を鍛え上げてデビューさせた点にある。LISPが短命に終わったのは、アイドル的な活動は声優にとっては負担だったのかもしれない。

プリティーリズムはその後、オーロラドリームに続くディアマイフューチャー、世界観が一新されたレインボーライブと続く。

i☆Risとプリパラ

2014年、『プリティーリズム』シリーズの傑作選と新作の紹介を兼ねた『プリティーリズム・オールスターセレクション』を1クール放送の後、『プリパラ』が2014年7月にスタートした。

2012年にデビューしながらも大きな展開が出来ずに苦労を重ねていたi☆Risの6人がプリパラではメインキャストの6人(3人組のチーム×2)を演じ、ほとんどのOP主題歌を担当した。

デビューしたと思ったら自分たちの芽が出る前に、すぐに新しいオーディションが開催され、Wake Up, Girls!に対し、i☆Risは複雑な思いを抱いていたのであろう。WUGはデビューとと同時に出演作品が決まっており、それなりに注目を集めていた。i☆RisはWUGに対して対抗意識を持ち、特に芹澤優が怖かった、というのは、いまやネタとして語られている。

i☆Risはプリパラによって人気を得、2016年には武道館公演を行なうまでになる。2012年の結成から4年である。デビュー当初は苦労しつつも苦労を重ね、プリパラが転機となった遅咲きアイドルグループ、といったストーリーは2019年6月に放送されたバラエティ番組「人生が変わる1分間の深イイ話」でも語られた。

とはいえ武道館に立てたからといって、万事OKというわけでもない。そのあたりのことは今年2月に発売された『クイック・ジャパン』vol.148に掲載されたインタビューで語られている。

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『プリパラ』は人気作品となったが、ゲームセンターに設置してある筐体の寿命、主要ターゲットである子供達の成長に伴う関心の移動という問題もあり、長く続けることはできない。アニメがいくら人気であっても長期にわたって展開できないという宿命を持つ。たいていの「ニチアサ」作品は1年ごとに新作へと切り替わる。

そのため、『プリパラ』は2年半で一区切りとなり、世界観は連続しつつもリセットされた『アイドルタイムプリパラ』がスタート。しかしそれも1年で終了することとなった。プリパラシリーズは3年半で次回作へバトンタッチを行なった。

とはいえプリパラが人気作品であることには変わりなく、ライブはアニメの終了後も継続的に行われ、派生ユニットの単独イベント、新曲の追加が行われている。

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Run Girls, Run!キラッとプリ☆チャン

Wake Up, Girls!新章』という作品でデビューしたRun Girls, Run!は、デビューの翌年に始まった『キラッとプリ☆チャン』で主題歌を歌唱するアーティストとして、また、メンバーはそれぞれ主役を含むメインキャストを担当することとなった。

キラッとプリ☆チャン』は1年目はYouTuber的なアイドル、また、2年目に出てきた「だいあ」はバーチャルアイドルVTuber、そして3年目ではAR技術による遊園地、と、新しいテーマを取り入れてきた。

もし第3シーズンが4クール分の展開を行なうとなれば、『キラッとプリ☆チャン』は『プリパラ』を越える長さとなる。

プリ☆チャンはそれなりの人気作となり、Run Girls, Run!にとっても『キラッとプリ☆チャン』は切っても切り離せない作品となっている。しかし、プリパラがi☆Risのファンを大きく増やしたことのようにはなっていないという現状がある。

そういうこともあってか、ここしばらくのプリ☆チャンの主題歌はRun Girls, Run!のシングルCDの表題曲にはなっておらず、他の作品のタイアップ曲(Share the light)のカップリング(キラリスト・ジュエリスト)であったり、アルバム(Run Girls, World!)収録曲のうちの一つ(イルミナージュ・ランド)、という位置づけになってしまっている。

今日、12月6日に初めてオープニングとして使われる『ルミナンスプリンセス』はプリ☆チャン主題歌がシングルの表題曲となる久々の事例である。Run Girls, Run!にとっても1年ぶりのシングルだ。放送で解禁される前にフルサイズのミュージックビデオがYouTubeにて無料で公開されるという、Run Girls, Run!にとっては初の試みも行われている。

『ルミナンスプリンセス』がどこまでの拡がりを見せるのか、夜が開けてからの放送とCDの発売を祈りつつ迎えることになる。この曲のすばらしさ、ミュージックビデオの仕上がりは多くの人に伝わってほしい。

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さらに重要なのは、今日は『プリパラ&キラッとプリ☆チャン Winter Live 2020』の当日だ。Run Girls, Run!にとっては2月以来のリアルイベント。プリ☆チャンは第4シーズンはあるのか、あるいはまだ発表はないのか。アーケードゲームの展開と歩調を揃えなければならないという都合もあり、第3シーズンで終わるのは十分に考えられることである。コロナの影響で2ヶ月間の時期のずれがあるために、発表はまだ先になるかもしれない。なんにせよ、2020年12月6日はやって来た。そのステージを目に焼き付けたい。

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